ホップ・ステップ・玉砕日記

キャスト時に嫌な音がしたかと思ったらガイドが飛んでいた。

　フレームが割れてリングが飛んでいた。

昔はSICリングが割れたり脱落したりという事もあったけどここ何年もそんなことは無かったんだけど

　初代モデルに付いていたガイドはこんなにゴツイ

T-MNSTからGFSTに格下げです。

　まずは慎重にカッターナイフ等でスレッドの端を削ります。

上手く剥がせればスルスルと外せます。
この後は熱を加えて接着剤を溶かします。
熱を加えすぎるとブランクを痛めますのでライター等で慎重に
少し熱したらプライヤーで引いてみる。
動かなければもう一度熱するの繰り返し
また金属部は熱くなるので素手では行わないで下さい。

　ガイドが抜けるとこんな感じ

残りの接着剤を削り#4～800くらいのペーパーで仕上げます。

　サンディングで下地作り

Fujiから専用の接着剤も出ていますが私は60分硬化タイプのエポキシ系の接着剤を使用しています。
（ルアーの修理もこれを使っています。）

　マスキング・テープで仮止め

GUDEBRODの#Dスレッドで巻き留めFLEX COATでコーティング
ガイドが重くなった分ラッピングは最小限に！
ダブル・ラッピングの場合、下巻きは#Aを使用します。
綺麗（丁寧）な仕上げをするならば専用の薄め液（ブラシ・クリーナー）で２倍程度に希釈して下塗り
乾燥してから原液で仕上げ

　ドライング・モーターで回しながら作業すると均一に塗り易い。


まあ、こんな感じでトップ・ガイドの交換なら乾燥時間を除いた実際の作業時間は30分程度です。


FLEX COATやGUDEBRODはCabela'sで個人輸入していましたが今はカタログ落ちしています。
今は何処の商社が扱っているのか不明ですが
マタギさんあたりなら見つかるのではないでしょうか。